研究内容

1. 細胞療法の臨床実施
琉球大学のスタッフが、外部の大学・医療機関で行われている臨床膵島移植プロジェクトに参加し、現地スタッフとともに膵島分離・移植を行っております。また、琉球大学内で膵島移植のトレーニング施設を開設し(平成27年6月設置)、複数の大学、医療機関から医師を受け入れています。
2. 幹細胞・再生医療研究
ES細胞、iPS細胞、組織特異的幹細胞から肝・膵細胞への分化誘導を行う研究や、最近樹立することに成功した人工膵幹細胞(iTS-P細胞)および人工肝幹細胞(iTS-L細胞)に関する研究を行っています。また、骨髄間葉系幹細胞や脂肪由来間葉系幹細胞を用いた治療の臨床応用化を目指した基礎実験を行っています。さらに、血糖反応性インスリン分泌機能を持ったデバイス開発も行っています。

3. CRISPR-Cas9技術を用いた糖尿病マウスの作製
CRISPR-Cas9技術を用いて、インスリン遺伝子の解析を行うとともに、1型糖尿病モデルマウスおよび2型糖尿病モデルマウスの作製を行っております。この糖尿病マウスは膵島移植研究や再生医療研究のモデルマウスとしても使用されています。